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「王妃ココ」みにくい王妃様の物語-3- 

 ところが、ココの知らないところで、ココを暗殺しようとする悪巧みが進んでいました。
 ココが王子様に嫌われていると知った貴族の女性たちが、ココが死んでしまえば自分が王子様と結婚できると考えたのです。
 二年前に王様が亡くなって、王子様は王様になり、ココは王妃様になっていました。
 ココがいなくなれば、王様と結婚して王妃様になれるのです。
 そう考える女性たちを操って、お城での権力をひとり占めしようと狙っている公爵がいました。
 けれど、ココには守護妖獣がいます。
 毒殺をたくらんでも、刺客を送っても、事故を装っても、いろいろな方法で何度もココを殺そうとしますが、指一本触れることが出来ません。
 そこで公爵は、ある恐ろしい力を持つある魔道士を探し出して内緒で城に招きました。昔、アンナの一族にいたその魔道士は、一族から追放されたという噂がある人物でした。
 公爵は、たくさんの金貨と引き換えに、ココから守護妖獣を取り上げるように魔道士に命じたのです。
 魔道士はアンナの一族が絶対に使ってはいけないと禁じている魔道の方法をもちいて、ココの守護妖獣をゴーマの魔石に封じてしまいました。
 ココは、突然いなくなった守護妖獣を探し回りました。自分の心の半分が無くなってしまった様で、じっとしていることなど出来なかったのです。
 悪巧みをしている女性たちと公爵から依頼を受けた暗殺者たちは、城内の園庭や林、泉を一人さまようココをつけねらいました。そして、お城の塔に上って外を見下ろしているココに近づき、後ろからそっと背中を押して突き落としたのです。
 ココは悲鳴を上げました。
 その声を聞いた多くの見張りの兵士たちが、ココが塔から落ちる姿を見ました。
 ところが、落ちているココの姿は、突如、空中で突然消えたのです。
 お城からも姿を消してしまいました。

 

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